透析のたびに針の痛みで苦しんでいた88歳の患者さんが、一度の施術で翌日から痛みが消えた話

臨床研究ノート

週3回の透析を受けるたびに、返血針を刺す瞬間から透析が終わるまでずっと痛みが続いていました。「透析とはこういうもの」と思いながら、長い間耐えてこられた患者さんです。

当研究所で針を刺す部位の周辺を触診したところ、ある一点を押さえると透析中と全く同じ痛みが再現されました。静脈のすぐそばを走る皮神経が、反復する穿刺によって周囲組織と癒着し、透析中に静脈壁が動くたびに神経が引っ張られていたと考えられます。

その一点に組織間リリース(ISR)を実施。施術後は触診しても痛みが出なくなり、翌日の透析から痛みが消失。その後も再発はありません。

穿刺の技術の問題でも、血管の問題でもありませんでした。針の周囲の組織の状態——そこに原因がありました。

透析中の穿刺痛でお困りの方、またはご家族の方はご相談ください。