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Case3. テニス肘

症例1 右肘の痛み 

40代女性 美容師

 一か月ほど前より、右肘外側に痛みが出現。 手首を反らせる動きにて肘の外側に痛みが生じる。病院にて外側上顆炎(テニス肘)と診断される。痛み止め薬(ロキソニン)を服用しているが腹部が不快になるために現在は服用を中止している。腰痛は慢性的にあり特に左の腰に鈍い痛みが続いている。知人の紹介にて当研究所に来所される。

初回

【評価】

  #1 左SLRテスト(脚を挙げるテスト)45度 左腰に痛みVAS30/100

  #2 左Fadirfテスト(股関節屈曲内旋内転)左腰に痛みVAS10/100

  #3 背屈テスト(テニス肘テスト) 右陽性 VAS60/100

  #4 中指伸展テスト(テニス肘テスト) 右陽性 VAS60/100

【施術】

 ・関節(仙腸関節)Fasciaリリース後 #1、2は改善する。      

 ・その後関節(上部椎間関節 肋椎関節 胸鎖関節 腕頭関節 橈尺関節 橈舟関節 橈月関節)Fasciaリリース後、#3、4は軽減し、手関節の背屈(反らせる)に力が入りやすくなる。

 ・軟部組織(腕橈骨筋/上腕二頭筋長頭/腕頭関節包/長橈側手根伸筋/短橈側手根伸筋/総指伸筋/回外筋/Frohseアーケードなど)Fasciaリリース後、#3・4はVAS20/100へ改善する。

 ・筋(上腕筋)運動療法を追加しさらにVAS20/100へ改善する。

(1週間後)2回目来所 

【評価】

 ・腰痛はほぼ消失している。

 ・#3、4はVAS10/100へ改善して、仕事には支障のないレベルに改善している。

【施術】 軟部組織(小胸筋/大胸筋/腕神経叢/橈骨神経/正中神経など)Fasciaリリースを追加

 筋(上腕筋や手内筋など)運動療法の指導 痛みはほぼ消失し、手関節背屈や中指伸展などの筋力も改善する。

解説  テニス肘(外側上顆炎)は、上腕骨の外側上顆に付着する短橈側手根伸筋とその上を覆う総指伸筋の付着部に炎症を起こすことが引き金になることが多いです。その筋群の使い過ぎが直接の原因ではあり、炎症を起こしている筋と関係している組織の滑走性の改善をはかることは重要です。しかしその背景の身体のメカニズムも関係しています。 痛みの部位から離れていて一見関係のないような体幹の仙腸関節や肩甲帯の動きなどの組織間の滑走性の改善を図る施術は再発防止を図ることにつながります。

* VAS(Visual analogue scale) 想像できる最大の痛みを100点として痛みを点数化するスケールのこと。

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